ファイルメーカー活用事例:J-SUMMITS
2012.10.10
カテゴリ:ファイルメーカー活用事例
ファイルメーカー活用事例:J-SUMMITS
先日、あるお医者さんから医療現場のITシステムに導入についてお話を伺いました。そのお話によると、数千万円の導入コストを掛けたシステムが、医療現場の業務のフローと合わず、巧く機能していないとのこと。
医療の業界では、常々、医療システムの導入コストと維持更新に掛かるコストが莫大な割に、システムが医療現場にマッチしない問題がある。
医療に携わる方のお話を伺うと、その要因は大きく分けて3つあると考えられる。
- 診療科目ごとに管理すべき患者のモニタリング項目が異なる
- 病院ごとで業務の進め方、治療の業務フローが異なる
- 医療現場での経験や知識が医者やスタッフの属人的ノウハウになりがち
このような問題がある中で、医療現場とシステムとのギャップをカバーするために、ユーザー自らがシステムを自作するユーザーメードの開発が広がっています。
その代表格が、日本ユーザーメード医療IT研究会(略称J-SUMMITS)です。
J-SUMMTSのホームページによると、この研究会は2008年に医療の質を向上させるITシステム構築を目指して設立され、現在、J-SUMMITS会員数は300名を超えるそうです。
毎年、年に1度、定例の研究会が医療者自らによるITシステムの構築・運用、電子カルテとの連携、薬剤識別支援システムの開発などの事例研究が発表されるようです。
医療関係者でご興味のある方は、ぜひ一度、研究会に参加してみてはいかがでしょうか。